標高差:482m
累積標高差:675m
宮城県加美郡色麻町
登り:1時間42分(色麻コースから)
下り:2時間40分(升沢コースから)
コースタイム:4時間30分
ウィキペディアから
船形山は那須火山帯に属する船形火山群の主峰であり、周辺の山を含めて船形連峰と呼ばれ、また
その連峰まで広く指して船形山と呼ぶこともある。 船形連峰は、南北に走る奥羽山脈の背稜と、それに交差する東西の山並みからなり、広い範囲に数多い山を寄せた塊を呈する。
最高点の船形山はその中で突出してはおらず、山頂をなかなか現さない奥深さが特長である。
Road Map :東北道を古川ICで下りてR347を西進し、色麻町から全長15kmの林道に入る。
Route Map:林道終点の大滝キャンプ場から色麻コースから山頂へ直登し、升沢コースにて下山する。
船形山
今回は最短距離の ”色麻コース”をピストンして時間稼ぎをするつもりであったが、
色麻コースが単調過ぎたので、升沢コースで周回することに変更したが、これが正解だった。 升沢コースの沢下りは危ないと思っていたが、危険箇所は一切なく変化があり退屈しない道(?)だった。
今日ほど天気が良いのであれば他のコースも歩いてみたい思いであるが、もう来ることはないだろう。
泉ヶ岳に移動する
今日はナイトハイクになっても2山登ることに決めていた。 船形山から泉ヶ岳まで直線距離で10km程であるが、間の山を大きく回って泉ヶ岳に行くので2時間以上掛かった。
今回はカーナビお任せで走ったが地元民ならもっと近道があったのかも知れない。
前日の移動
前日の早朝から名新道〜北陸道〜磐越道〜東北道を走り抜け、泉PAで車中泊とする。
当日は泉PAを4時発で古川ICから登山口である大滝キャンプ場へ向う。
2014年度の東北遠征
〔120〕船形山 (1,500m)
ふながたやま
地道の長い林道を走り大滝キャンプ場の駐車場に着く。 キャンプ場
近くの林道は1.3kmだけ舗装されていた。 2ヶ所に広い駐車場が
あったが、道路脇に車を停めて充分に明るくなった6時40分に歩き
始める。気温は3℃、雲ひとつない晴天で楽しい山歩きが出来そうだ。
駐車地から300mの距離に ”鈴沼”なるものがあるらしいが、
今回は行く気無し、まずは山頂を目指す。
登山道に入って直ぐに ”三光の宮”1.2kmの分岐があった。
この時点では ”三光の宮”がどう言うものか判っていない。
登山道に入る手前を左に曲がればキャンプ場の広い駐車場があった。
穏やかな登山道を進んでいると前方にたおやかな山が見えてきた。
あれが ”船形山”で間違いないだろう。
朽ちた木板に ”展望所”の表示があったので行って見ると。
少しづつ登り勾配は増して行くが、まだ大した登りではない。
ブナの木が多いが落葉しており紅葉の時期はとっくに過ぎている感じ。ササ原も広がるが、ササの背丈は今の所低い。
”展望所”からの展望は樹木、ササが茂り、
”展望所”と言う程の展望は得られていなかった。
展望の無い登山道ではあるが、樹間からは ”前船形山”を
見ることが出来た。 ここからは高い山頂に見えたが、
この後、遥か下に見える様になる。
登山道には泥地が3ヶ所にあったが、水溜りは無く3ヶ所とも
問題無く通過出来た。 雨でも降れば問題ありにはなりそうだ。
”船形山頂へ至る 1.4km”の道標が立っていた。
登り勾配は序々に増して行くが、まだ全然大したことはない。
”前船形山”が近付いて来たが、略平行に歩いているので、
これ以上は近付くことは無かった。 登山道も無い様に見えた。
すっかり落葉したブナ林が続く。
勾配が増してくると岩ゴロゴロの河原の中の様な登山道に変わってくる。
穏やかな斜面であるが、ジグを切って登って行く。
歩くのに支障はないが、浮石が多いので要注意だった。
山頂が近付くとササと小木の背丈が高くなり、展望の悪い道となる。
1時間09分にて ”展望台”と表示がある地点に着くが、
ササに覆われた薮道となっていたので ”展望台”には行かず。
ササ原が切れて展望が得られる場所があった。
しばし展望を楽しむが知らない山ばかりだった。
この後に登る予定の ”泉ヶ岳”が見えていたが、この時点では
方向は判っていたが、どれが ”泉ヶ岳”か判らなかった。
稜線は他のコースからの分岐となっており、
山頂までは300mの表示あり。
1時間35分にて稜線に着く。 正面の岩には”開山神?”と彫られ
ておりこの岩峰を ”御来光岩”と言う名前が付いているらしい。
右に登れば大展望地となる。
”御来光岩”からの北方向の展望、有名山は無く名前の判る山は無し。
同じく ”御来光岩”見た北西の展望。
崖が見える山は ”荒神山”だと思うが同定に自信無し。
同じく ”御来光岩”から見た北西の展望は登り時に見ていた2つの山が見えた。
前述の稜線分岐道標。 登って来た ”色麻コース”が最短で
他のコースは相当時間を要するらしい。
”御来光岩”から300m先の ”船形山”の山頂部を見る。
山頂まで真っ直ぐに伸びるササ原とハイマツ帯の道。
同じ道標を左側から撮ってみた。
1時間42分にて ”船形山”(1,500m)に着く。
山頂からは360°の大展望が得られ、麓には雲海が広がっていた。
ハイカーは誰も居らず一番乗りの様であるが、これは寂しいだけ。
山頂到着直前で ”避難小屋”が見え出した。
山頂から見た展望で山名が判るのは ”薬師森”と ”前船形山”だけ。
西側、遥か遠くの山は ”大朝日岳”に思われたが、
詳細は不明である。
この辺りの山名は知っておきたい所であるが同定は出来ていない。
上写真の山々を繋げるとこうなるが、惜しまれるのは雲海が下過ぎること。
豪雪地帯らしく二階の窓から出入り出来る様に
なっている ”避難小屋”。 中の様子を見てみる。
土曜日なのに誰も登って来ないので寂しく自分撮りしておく。
”避難小屋”の一階には大きなマキストーブがあったが、マキは?
寝室であろう、二階までは見に行っていない。
山頂で13分程、展望を楽しんでから下山に入る。
当初、時間の掛からないピストンも考えたが、
”升沢コース”への周回で下山することにした。
稜線の左側はフラットであるが、右側は急峻な崖っぷちであった。
山頂からは稜線の登山道を下って行く。
終始展望の良い道だった。
フラットな道を進んで行くと”千畳敷”の分岐に着く。
升沢へのコースは沢道で危なそうなので、”蛇ヶ岳”へのコースに
しようかと思っていたが、地図を見るとやたら距離が長そうなので、
距離の短い ”升沢コース”で下山することにした。
ハイマツ帯の中、フラットな道を下山して行く。
水はまだ流れていないが、沢道となってくる。
”千畳敷”を過ぎると早速、雨水で深く掘り込まれた
登山道となる。 この辺りでは沢水は流れていなかった。
沢水も序々に増えて来て、この辺りからは
スリップに注意しながら下って行く。
ぼちぼち沢水も出て来て、ほんまもんの沢道となる。
ここから一旦、登山道となり、一本南側の沢に移動する。
完全に沢下りとなり、飛び石で下って行く。
雨でも降れば鉄砲水となりそうな大きな沢となって来る。
南側の沢に移動すると、沢水が増えており飛び石を選び
ながらの下山となるが、靴を濡らす場面は無かった。
そろそろ登りのハイカーが増えて来て挨拶に忙しくなる。
下山1時間10分、登山道に入って直ぐに
”升沢避難小屋”に着いた。
やっと沢道が終り、乾燥した登山道に入って行く。
避難小屋の前でおっちゃんが休憩していたので、
小屋の中はチェックせず。
避難小屋からは歩き易い、勾配の少ない雰囲気の良い道となる。
”不動岩”の名前が付けられた立岩があったが、樹木が邪魔して
殆んど見えない。 ヘタをすれば通り過ぎてしまう。
冬枯れとなったブナ林の中、緩やかに下って行く。
分岐標識は色々な地名(コース名?)が表記されているので、
地図を確認しないと道間違いになってしまいそうだ。
下山1時間53分にて ”大滝キャンプ場”に戻る分岐に着く。
真っ直ぐに行けば30mで ”三光の宮”行けるらしいので
寄り道してみる。 ところで ”三光の宮”って何?
”三光の宮”とは 「月・星・太陽」を祀る物であり、俺の好きな
自然崇拝的なものであるが、俺に取ってはただの展望所でしかない。
更に分岐があり、数分で ”三光の宮”に着く。
同じ場所から覗き込んで見える ”船形山”は
たよやかな山で大した展望ではなかった。
”三光の宮”にある岩の上から見た ”北泉ヶ岳”。
”三光の宮”から分岐に戻り、”大滝キャンプ場”への登山道に入る。
ここも登山道が広く歩き易く、快適な道だった。
落葉の絨毯をカシャカシャと踏み締めながら緩やかに下って行く。
橋の無い ”保野川”を飛び石で渡渉する。
林道の様な広い道をひと登りして、”色麻コース”に戻る。
駐車場に入り切れない車が林道にも停まっている。 きのこ採りの
地元民が多いらしいので、全てがハイカーの車ではないと思うが・・・
下山2時間35分にて ”船形山”を終えて、この後 ”泉ヶ岳”に
向かう。
大滝キャンプ場に戻ると ”びっくり!”。 朝は1台も来ていな
かったのに下山時は2ヶ所の駐車場は満車状態になっていた。
大滝キャンプ場周辺、林道から見た紅葉、黄葉。
積雪の為、中止
帰りの駄賃
知っている山は無し、同定は出来ていない。
2024年2月18日改定